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【ネタバレあり】「名探偵コナン紺青の拳(フィスト)」の感想を書いてみる

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「ネタバレあり」といっても「犯人は○○」なんて野暮なことはやらないから、そこは安心してください。というか今回は「犯人は○○」ってあまり意味がないから。

原作漫画と異なり、劇場版については、多少の矛盾やおかしな点があろうと、とにかくその場のノリと勢いで圧倒されることが面白さの基準である。なので劇場でみたときに「面白い」と思えることが第一。本作は多少物足りなさはあったが、その点では面白かったと思う。(「絶海」や「沈黙」はそう思えなかったから)

コナン映画に関しては「理不尽な人外アクション」が期待されている。「そんなこと、人間には無理!」ってアクションが、メインテーマに乗って、クライマックスで繰り広げられることが一番の醍醐味である。

その観点からすると、本作は若干物足りない。京極さんは確かに強かった。しかし、原作では空に逃げた怪盗キッドを追うために、直径1メートルはある博物館の柱を素手と蹴りで破壊し、シーソーの原理で飛んだ男だぞ。しかし本作での京極真のアクションはそれ以下だった。

コナン映画のお約束は、蘭の危機をコナンとその作品での主人公が人外アクションで救うというものだが、本作ではタンカーがホテルに突っ込んでくるというもの。これをどう止めるのか、というところに京極さんの人外アクションを期待したのだが、そちらは特になし。で「こいつら何やってんの?」と理解不能な作戦でホテル(マリーナ・ベイ・サンズ)の上の船を落っことす。

本作の欠点は、とにかくわかりにくさ。「犯人は○○」ってネタバレされたところで、そいつは殺人やってないし。だれがどんな目的でだれを殺して、という真犯人、被害者、目的が輻輳しているのみならず、クライマックスのアクションも目的を見失っている。

たぶんリピートしても理解不能と思う。

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