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ことりのザレゴト

名探偵コナン

メアリー・世良がAPTX4869を飲まされたシーンがむちゃくちゃ

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青山先生ご乱心か、と思った。これひどすぎる。サンデー派の方々はこれどう思ったんだろうか? 単行本派として、このシーンをみたのが最近(2021年4月12日)だったのだが、あり得なさすぎて愕然とした。

ロンドンの橋の上でのシーン、ベルモットによって口移しでAPTX4869のカプセルを飲まされたわけだが、その前に薬(毒薬)の説明をしている。この説明は「毒薬を作ったのがメアリーの妹であること」つまり宮野エレーナとメアリーが姉妹である、さらには赤井秀一と宮野朱美、宮野志保(シェリー=灰原哀)がいとこであるということを示すために必要だったのだろうが、

  • 毒薬であると事前に説明されて
  • 意識も体力もはっきりしている状態で口移しで飲まされて
  • すぐに川に投げ捨てられて

そのまま毒薬を飲み込みことってありえない。カプセルが溶けるまでには時間があるし、口移しされたカプセルなどすぐに吐き出すことができる。

そしてこれ以上にありえないのが、APTX4869で毒殺しようとしたのがベルモットだったということ。幼児化したメアリーが、テレビでコナンが「ホームズの弟子」と言っているのを見ていることから、時系列的にはベルモットがシェリーを殺そうとして失敗した後の話。なぜベルモットがシェリーを殺そうとしたのかと言えば、それはAPTX4869で幼児化する可能性があることを知られたくなかったから。

つまりベルモットはAPTX4869では死なずに幼児化する可能性があることを知っており、そのことを隠したいと思っていた、組織の中では数少ない(あるいは唯一の)人物。そのベルモットがAPTX4869を使った暗殺など絶対に考えられない。

もちろん、人の行動には「絶対」はないし、ひょっとしたらベルモットはメアリーを殺す気はなく、組織から殺しの依頼を受けていたけれど、組織を潰すための味方に付けたいからメアリーの幼児化の可能性に掛けてみた、という可能性もあるにはあるけれど…

どうにもこのシーン、もろもろのつじつま合わせで破綻しているようにしか思えない。今でこそAPTX4869といえば赤と白のカプセルってイメージになっているが、最初に工藤新一が飲まされたときには試験管からだから。なのに「緋色の弾丸」のオープニングでも、その新一が試験管から飲まされたシーンに赤白のカプセルかぶせてるし。

-名探偵コナン

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